アダルトチルドレン・うつ克服カウンセラーの須藤勝則です。
栃木県鹿沼市でアダルトチルドレン・うつ病克服のためのカウンセリングスペース Healing Forestを開いて、日々みなさんのお悩みを聴いています。
3.11は忘れてはならない日。
今でも苦しみや悲しみの中に居る方々が居ます。
ですが私は3.12以降の方が記憶として、またココロの中に強く残っています。
3.11当日はとにかく、何が起こっているのかがよく分かっていませんでした。
これまで感じた事が無いような揺れが来て。
街のあちこちで信号が消えているとの情報が。
電話はもちろん通じません。
仕事はその時点で終わり、帰宅。
途中、九州に住む友人から当時始めたばかりのLINEに電話が来ました。
「大丈夫か?」
正直、何が大丈夫と言われているのかよく分からなかったんです。
けどそれは後になって理解出来ました。
部屋の中には棚から落ちたCDや本が散乱していて。
TVを点けて初めて、東北で起こっている状況が分かってきました。
何か大変な事になっている…
そんな実感した湧かなかったのですが。
友人の「大丈夫か?」は栃木も東北の一部と勘違いし、一部の報道で栃木でも大きな被害と出ていたから心配してくれたようでした。
3.11は夜中ずっとTVを観て。
原発が危ないとか、街が火に包まれている映像とか、とにかく情報が様々で処理し切れませんでした。
翌日は土曜日で元々仕事は休み。
少しづつ被害の実態が見えて来ました。
同時に津波の映像が頻繁に流れると共に、津波に襲われた人々の叫び声や悲しみのコトバもTVから流れて。
それを聴いていて私のココロはつらくなったんです。
それは私一人では無かったようで、他にも同じようなつらさを訴える人の声がネット上で流れていて。
そこで私は『TVを消してローカルラジオを』と訴え、「ココロがつらくなってしまった方はメールを下さい」と流し続けました。
それがカウンセラーとしての自分に出来る事だろうと思ったからです。
まだ直接被災地に行ける訳もなく、避難されている方々の元を訪れる事も出来る状況でも無く。
けど映像を観て苦しくなってしまった方々のコトバは聴けるだろう、そんな風に感じたんです。
次の一週間、仕事は休みとなり。
私は送られてきたメールに返事を書き続けました。
それほど多くは無かったけど、一通一通の内容が長く、濃く、悲痛な訴えだったからじっくりと読んで、彼らの想いを受け止めるのに時間が掛かりました。
この3.12からの一週間の方が私には強く記憶に残っているんです。
当時メールのやり取りをした方々の中で、今どうなっているか分かる方も居れば、もう分からなくなってしまった方も居ます。
きっとそれぞれの人生を精一杯生きているだろう…
そんな風に思っていたい。
そういう想いを忘れないためにも、風化させてはならない出来事だったんでしょう。
3.11を迎えるたび、私はその後の一週間を思い起こしながらもし次があった時には…を考える日にしています。
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カウンセリングスペース Healing Forest
https://heal-forest.com/
アダルトチルドレン・うつ克服カウンセラー
須藤 勝則
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